当院では2010年より歯科用CTを導入しました。当院が選んだこの歯科用CTは、先進のテクノロジーによりX線照射量が少なく患者さまにやさしい機器です。(一般CTの約1/5以下。株式会社モリタ製作所実測値に基づいて記載しています)
高精細な3次元画像で観察が可能で、一般CTとは異なり、患者さまはわざわざ横になる必要もなく立ったままで撮影します。撮影時間は約9.4秒なので、非常に楽に撮影を受けられます。
一回の撮影で作り上げられる3次元画像領域から、あらゆる方向の高精細な3方向の断面画像を得ることができるので、歯科医師はとても精度の高い観察ができるようになり、それが患者さまの治療がより的確に行えることにつながっています。
当院のこだわりのひとつに、最先端の治療を患者さまにご提供したいということがあります。
歯科用CTが登場した数年前、当院のような一般開業医にCTを導入することはとても大変な事でした。私自身も、あればとても良いものだとはわかっておりましたが、CTを導入するためには、家が一軒建つほどの費用がかかるため、他人事のような感覚でおりました。
しかし、年々私の中でジワジワとCTに対する熱い気持ちがわき上がってきたのです。
開業したときの思い、「私がこの地に誕生してから今日までお世話になった東彼杵町で、歯科医療を通じて、1人でも多くの方々の豊かな生活のお手伝いがしたい!お世話になった方々に恩返しがしたい、東彼杵町の為に働かせていただきたい。」
この思いが、CTに対する熱い気持ちがわき上がる源でした。これまでも、新しい治療法を沢山勉強し、新しい器械や器材を導入してきましたが、まだまだ患者さまのために、地域貢献のために出来ることがあるかもしれないと思ったのです。そして「近い将来CTを導入しよう!」と決めました。
しかし、導入すると決めたのだから、少しでも早く導入すれば、それだけ多くの方々のお役に立てるのではないか。そう考えて2010年9月に思い切って導入いたしました。
導入後、インプラントをご希望の患者さまはもちろん、早速様々な場面で活躍しています。テストのため、自分自身やスタッフのCT撮影をしましたが、そこでも実力を発揮してくれております。
矯正治療で思うように歯が動かなかったスタッフは、予想していた歯の移動を邪魔する過剰歯があることが確認でき、骨の中のはっきりした位置がわかりました。また、違和感があるところに病巣が見つかったり、今までのレントゲン写真では見えにくかったため、思ってもない歯と歯の間のムシ歯が見つかったりしたスタッフもいました。
導入後、すぐにCTの威力を実感したのです。
CTの説明をするとき、「これまでのレントゲンだけでは十分ではないのですか?」という質問をよく受けますのでそれにも少しお答えしておきます。
これまで診断に使用してきたデジタルレントゲン(H14年8月導入)でも、もちろん治療に必要な情報は十分に得ることはできると思います。
しかし、CTを使用する事により、これまでの数倍の情報を得る事が可能になるので、何となく疑わしかったり、どうしても経験と予想に頼らざるを得なかったところが、明確にわかるようになる事も今後は格段に増えると思われます。
実は、同業者に「当院はCTを導入しました」と言うとびっくりされます。それだけ、CTを導入している歯科医院が少ないということですから、最新機器設備に関して言えば、長崎県でも10本の指に入ると言っても過言ではないかもしれません。その自覚と誇りと自信を持ってスタッフ一同これからも皆様のお口の健康のお役に立つよう精進し、地域貢献してまいります。
歯科においてのCT診断は非常に有効です。
特にインプラントや矯正治療では、歯と顎の骨の位置関係や大きさなど、従来のレントゲンでは見ることのできない情報をたくさん得ることができます。
また、CTの3D構築画像は患者さまにもとてもわかりやすい画像診断法とも言えます。従来のレントゲン診査では術者(歯科医師のことです)の感性、 感覚といった要素が診断を大きく左右していたのですが(勿論、私も重要視している要素です。)、それに加えて正確な骨の形態を把握する(見えない部分を把握する)ということは安全性・確実性において、患者さまにとってとてもメリットがあると言えるでしょう。
歯科用CTは以下のような歯科診断時に利用できます。
1.インプラントの術前診断、術後確認。歯周病診断における骨の状態の把握。歯根の病巣の診断。歯根の形の診断。
2.歯および歯根の破折の診断。
3.ムシ歯の診断。顎関節、上顎洞などの病変の診断。
このように、あらゆる場面において利用できますが、どの診断時においても、レントゲンよりも詳細に診断することが可能なのです。
患者さまにとっては事前に病気の詳細がわかることや、 インプラントの手術を行う部分の状態が細かく把握できることによって、より正確で安全な治療が受けられるようになります。
手術前に撮影することで、インプラントを顎に入れる場所や角度や材料のサイズなどの詳細を確認できますので、より安全、安心な施術を受けていただくことができます。
また術前だけでなく、インプラント植立後(手術後)にもCT撮影をおこない、3次元的に術後の経過が順調かを検査することが、近年では重要視されています。
つまり、歯科用CTを設置した歯科医院にてインプラント治療をおこない、施術後すぐに検査をおこなうことこそ、安全なインプラント治療の第一歩であると考えられています。
歯科用CTの撮影費用基本的には保険適用外で、1回の撮影料は5200円ですが、病気の状態など,場合によっては保険内で撮影できる場合もあります。
