親が育ち、子が育つ
先日、子供達がお世話になっている保育園の案内で講演会を聞いてきました。 まず親が子育ての方法を学ぶという「親学」を強くて提唱している高橋史朗先生の講演でした。 子供に”共感性”と”自己抑制力”を身につけさせなければならないとおっしゃっていました。 とても沢山の言葉や文章を引用しながらのお話だったのですが、印象的だったのが「無財の七施」:地位や財産が無くても誰もがいつでも容易にできる布施の行。 顔施(穏やかな顔つき)、眼施(優しい眼差し)、心施(他のために心を配り共感する)、屋施(雨露をしのぐ場を提供する)、身施(損得抜きにして行動する)、座施(自分が疲れていても席を譲る行為)、言辞施(優しく思いやりのある言葉と態度)。解釈は様々あるようです。子供に対して、人に対して、このように行うことが大事であるという事でした。つい1週間程前、とても雨がひどいときがありました。傘がなくて困っている方がおられたので、傘をお貸ししました。 傘を渡して車に戻ったら、5歳の長男が「お母さん優しいね」と言ってくれました。困っている人に傘を貸す事は優しい事だという風に感じてくれて、とても嬉しかった事を思い出しました。 これも「無財の七施」だったんですね。 子育てだけでなく、仕事にもあてはまる事が多いようにも思えました。 演題の『親が育ち、子が育つ』、わかっているつもりでいましたが改めてお話を聞いて再確認出来たように思えます。子供達の顔を思い浮かべながら聞かせていただきました。
高橋先生に感謝、このような機会をくださった先生方に感謝いたします。
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